5月11日「今日の礼拝堂」
復活節第4主日 礼拝 母の日 大人と子どもがともに守るファミリー礼拝 今週の「つどいの祈り」: 神様。あなたの愛と、永遠の命の約束によって、私たちはまことの平安、喜びを与えられます。私たちがますますあなたを信じることができるよう、聖霊によって導いてください。まことの羊飼い、主イエス・キリストによって祈ります。 ♪ アーメン ○復活節第4主日 説教 「羊飼いイエス」 使徒9:36-43 黙示録7:9-17 ヨハネ10:22-30 これまでも主は、たとえ話を用いながら、繰り返しご自分が何のためにこの世にくだり、父なる神の名によって、救いの業を成し遂げようとされているかを教えてこられました。耳を傾けない者にも、理解を示そうとしない者にも忍耐強く、諦めずに語り続けられるのです。それはまるで羊飼いが自分の羊たちをこよなく愛し、惜しみなく世話をしてくれるのと同じです。それほどまでの愛を尽くして主がご自分の羊たちに伝えたいことは《わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。わたしは彼らに永遠のいのちを与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことは出来ない。わたしの父がくださったものは、すべてのものより偉大であり、だれも父の手から奪うことは出来ない。わたしと父とは一つである》ということです。 社会的な不安や物質的には豊かでも心が満たされない。どこかでバランスが崩れているとは感じていても、そのバランスをどのようにして整えればよいのかが分からないなど、社会全体に不安が漂っている雰囲気というのは、いつの時代でも同じでしょう。現代は価値観が多様化しているようであっても、為政者や重要な立場にある人の偏った考え方で物事が決められてしまうこともあります。また偽情報(フェイク)も氾濫し、どれが正しく、正しくないのかという判断、あふれる情報の中から受け止めるべきものがどれであるのか、と選別することも必要です。そのような中で、同調圧力も迫ってくると、ゆっくりと思い巡らすことやしっかりと考えることが難しくなり、脊髄反射的な応答の応酬になってしまうこともあるかもしれません。長引く不況だけでなく、感染症の世界的なパンデミック、軍事クーデターや軍事侵攻、大量殺戮が起きていて、本当につらい毎日です。このGW中にもインドとパキスタンの衝突のニュースが入り新たな暴力の応酬が繰り広げられているようで暗澹たる気持ちです。どうやって今日の説教をまとめることができるだろうかと悩んでいた時に、友人から一つの動画が紹介されました。それは、インド人記者がムスリムのインド人少年にインタビューしているものでした。明らかに記者はインド人であれば、パキスタン人をやっつけろと言う意見を述べるべきだと考えているようで、繰り返し意地悪な質問を少年に投げかけます。しかし、少年は「インドにもパキスタンにもヒンズーとムスリムがいる。みな人間だ。なぜ、皆殺しにする必要があるのか。あなたはあの国を滅ぼせという。だけど、どこにも人が住んでいるんだ」と答えます。思い通りの答えを引き出せない記者は苛立ちながら、誰がそんな考えをあなたに教えたのかと最後の質問をすると「自分の頭で考えたんだよ。決まってるだろ」と少年が答えるところで動画は終わりでした。ほんのわずかな間のやり取りですが、この動画の内容が現代の光と闇を見せてくれているなぁと思いました。少年にインタビューした記者のように、ある意図を強化するために意見を拾い集め世論を動かそうとする人がいます。その一方で、この少年のように、自分の感じていること、考えていることを率直に素直に語る人もいます。「どこにでも、人が住んでいる。なぜ、皆殺しにする必要があるのか?」私たち大人と言われる者たちは、この少年の問いかけに真剣に向き合い、答えを探さねばならないのではないでしょうか。 良い羊飼いである主イエス・キリストは《わたしの羊はわたしの声を聞き分ける》と言われます。私たちはよき羊飼いである主イエスの声にしっかりと耳を澄ませ、この方の愛に支えられ、この方の後に喜びをもって従う者でありましょう。 (岡田) 《 来週の礼拝 》 #5月18日 午前10時30分 復活節第5主日 礼拝 *司 式:小泉 基牧師*説 教:小泉 基牧師「一寸先の先 」*奏 楽:若井裕子さん*聖書朗読:小笠原里子さん*礼拝当番:秋田直枝さん*聖 書:使徒言行録 11:1-18(新234), 黙示録 21:1-6d (新477),ヨハネ 13:31-35(新195) * 讃 美 歌:95番 、439番、 増補45番
