平和の主日 礼拝
今週の「つどいの祈り」: 全能の神様。真理と平和への思いはすべてあなたから与えられます。すべてのあなたの子どもたちの心に平和を愛する心を燃やし、あなたの知恵で諸国の指導者を導き、御国が平和のうちに前進し、全地があなたの愛を知る知識で満たされるようにしてください。あんたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。 ♪ アーメン
○平和の主日 礼拝 説教
ミカ4:1-5 エフェソ2:13-18 ヨハネ15:9-12
「主が示される道」
先日、帯広の聖書に親しむ会の後、帯広メノナイト教会で行われた平和集会に参加してきました。お話しくださった月下美紀さんは、鹿追在住のアーティストで84歳になられる方。おひげの似合うチャーミングなおじいさんという印象ですが、その経歴は4歳の時に広島で被爆、大人になられてからは大企業で海外支店を任されるような立場になられたのに、会社を辞めて放浪の旅にでたり、無人島で全財産を失ったりと波乱万丈な生き方をされてきた方でした。この4月にも脳梗塞を患われたとのことですが、右半身の感覚は麻痺していても筆を握り、動かすことは出来るので我流の墨アート作品作りをどんどん進めて、この夏の個展だけでなく来年の個展の予定も組んでおられるとのことでした。
ワークショップでは墨を筆や指、歯ブラシを使って紙に落とし、「遊び」という漢字を繰り返し書かれていくうちに、周囲で見ている私たち自身もなんだかウキウキししてくる感覚を味わいました。「争わない、自由なアートをやる。」とおっしゃる月下さんの芯には、被爆など様々な体験をする中で、自分が心地よく生きる知恵をアートにしたということがあるようです。あいさつ文にも「人はそれぞれ考えや感覚が違うので、押しつけたり、批判したり、争ったりしようとは思っていません」とありました。時間と空間を共にする者同士が自由にのびのびと遊び心を感じることができた数時間でした。そして、まじめに平和を語り合うことが「平和集会」と思い込んでいた私自身の思い込みを見事に打ち砕かれ、論じるだけでなく、実践することの尊さと必要を教えられたように感じています。
今日、私たちが聞いた福音は《わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛しあいなさい。》(15:12)という主イエス・キリストの言葉です。また、日課の続きには《あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。》(15:16)と主による選びが先んじていたことが弟子たちに宣言されています。すべてに先んじて、主イエスご自身が弟子たちを知り尽くし、ご自分の愛すべき者たちとして選び取ってくださっていたのです。
今、私たちが生かされている社会、社会というと大きすぎれば、自分が生かされている半径5メートルぐらいを想像してみましょう。その空間は果たして平和と言えるでしょうか?そうであるならば、大いに喜び祝いましょう。もし、そうでないのであれば、少しでも平和に近づくために自分にできることは何か?と考えてみましょう。そして、平和を実現するために出来そうなことから始めてみませんか?それぞれに与えられている賜物も違いますし、力も、経済力もないかもしれません。でも、ぶどうの枝葉が根に、幹に流れるいのちの水を得ることによって、枝を伸ばし、葉を茂らせ、豊かな実りをもたらす様に、私たちは主イエスにつながることによって、真の愛を知り、真の命に生きる者とされています。主イエスが出会う人、ひとり一人と共におられたように私たちも共に生きる者として、相手の存在を認め、尊び、仕え合うことができますように。そして、キリストの愛が、平和が、赦しが、私たちの心の隅々にまで、行き渡り、それぞれの生かされている場において平和を実現する者であることができますように。 (岡田)


《 来週の礼拝 》
#8月17日 午前10時30分 聖霊降臨後第10主日 礼拝
*司 式:岡田 薫牧師
*説 教:岡田 薫牧師「時を見分ける 」
*奏 楽:井上志乃さん
*聖書朗読:小笠原里子さん
*礼拝当番:清水美年子さん
*聖 書:エレミヤ 23:23-29 (旧1221), ヘブライ 11:29-12:2 (新416),ルカ 12:49-56 (新133)
* 讃 美 歌:168番、299番、讃美歌21 561番

